Mission
ワインで魚津の「農業の伝統」を守り、
郷土料理を“アウフヘーベン”させる
日本で問題になっている農業の高齢化問題と後継者不足。この社会課題を魚津市でも同じく抱え、
約140年の伝統を有する果樹栽培の歴史と伝統にも及んでいます。
この課題を、「ワインづくりで解決する!!」…そして地元の郷土料理を“止揚”させることが私たちの使命です。
※アウフヘーベン(止揚)とは…
「否定する」「たかめる」「保存する」という三つの意味合いを含めて、物事についての矛盾や対立をより高次の段階で統一すること
Winery Concept
日本の「うまみ」文化と「水」に、向き合うワイナリー
魚津の郷土料理「昆布締め」に合うワインを目指す
1639年寛永16年に始まった北國廻船、北前船の上りは、蝦夷が島(北海道)を出港すると越中(富山県)にも寄港しました。蝦夷からの主な積荷は昆布。富山での昆布文化の始まりです。富山県魚津市は一般家庭でも昆布締めの技法が用いられ、地魚だけでなく野菜や山菜、鶏肉までも昆布で締める食習慣があります。昆布締めとはまさに「うまみ」。魚津地域の人々は、江戸時代から「うまみ」と向き合ってきました。魚津にできるワイナリーが「うまみ」と向き合うことは必然でした。
Value
クリエイティブな農業DNAで、
果敢にチャレンジ
KANATA WINERYのオーナー会社は、魚津市に本社を置く株式会社丸八。1954年(昭和29年)に創業。現在ではLPガス事業を中心とする「暮らしの総合提案型企業」です。ワイン事業は前社長が発案し現在に至りますが、前社長はもともと地元で農業系事業を行っていました。そのため、ワイナリーの源流がオーナー会社の“DNA”にあるわけです。ゆえに「クリエイティブな農業DNAで、果敢にチャレンジ」が、ワイナリースタッフの行動指針。