Pinot noir

栽培戦略企画会議での反対を押し切り醸造長の“ロマン”のみで植えられた品種。富山県果樹栽培の中心地・魚津の“プライド”が試される…ピノ・ノワール。コールドマセレーション後に発酵させ、木樽で熟成させています。
2023ヴィンテージは、ぶどうの成熟期がかなりの高温条件だったにもかかわらず、ぶどうはしっかり色づいてくれたおかげで、色、味ともに華やかな印象のワインに仕上がっています。

-飲み頃温度
14〜16℃
-グラスのペアリング
リーデル社のオールドワールド・ピノ・ノワールがマッチします。

ワインペアリング 3つの視点

KANATA WINERYのワインを、ソムリエ、郷土料理、醸造責任者3つの視点の“ペアリング”

-ソムリエ・エクセレンスの視点
日本のピノ・ノワールの欠点はまさに「色」=外観。その欠点を見事にクリア。南仏ラングドッグのナチュールピノを想起。外観は、鮮やかなルビーレッド色。香りは、ベリー系の赤果実にリコリスのニュアンスも。伸びやかな酸とシルキーなタンニンは、すき焼きやしゃぶしゃぶにベストペアリング。天ぷら屋さんにも持っていきたい日本ピノ・ノワール。
-富山の郷土料理
魚津らしい昆布締めで(牛肉、ブリ、車鯛=マトウダイ)ベニズワイガニ、ホタルイカのボイルに煮詰めをつけて、海苔で巻いた寿司の細巻き。
-独断と偏見に満ちた醸造家土井の視点
アオリイカの刺身には是非とも合わせたいです。最初は何もつけずにそのままで、このピノと。
次はアオリイカに少しだけ塩をつけて合わせると、「うまみ」が昇華します。ワイナリー同様に、私も「うまみ」と日々向き合っています。

醸造 Spec

タイプ
品種
ピノ・ノワール100%
樹齢
6年生
栽培方法
簡易雨除け付き平棚・短梢栽培
収穫日
2023年8月18〜19日
発酵・熟成
8日間コールドマセレーションを行った後、発酵。発酵終了後、木樽(新樽率50%)で約7ヶ月熟成し、びん詰め。
製造本数
1,898本(750ml)、1,012本(375ml)
分析値
アルコー ル:12.5%
pH:4.1

Tenjinyama,Uozu

Tenjinyama,Uozu